3日目(アユタヤ)
3日目は、バンコクから北へ80kmの位置にある都市アユタヤへ。ここは、1350年に王朝が開かれ、1767年にビルマ軍に占領されるまで400年間繁栄した古都であり、数多くの遺跡や寺院が見所だ。まずは、メータータクシーでホテル~勝利記念塔まで移動し、そこからアユタヤ行のミニバスを探す。
タイ男「これ、アユタヤ行だよ。」
目の前には、昔のTV「あいのり」のラブワゴン程度の大きさの車が。これがミニバス??思ったより小さいな。かたなし持参の地球の歩き方と大体料金も合ってたし、とりあえず乗ってみるか。このミニバスは、特に決まった時間に運行しているわけではなく、8人掛けくらいの席が全て埋まり次第出発という、とてもラフな乗り物なのだ。バスに乗って5分後ぐらいで定員に達し出発ー。
「異国を自転車でさすらうのってなんかいいよね。」と、二人の意見が一致したので、アユタヤ観光は、レンタサイクルだ~。しかし、アユタヤ到着直前で突然の雨が…。さすがに雨の日に自転車は微妙ですかね~。結局9時半にアユタヤ到着しても雨は止まず…。
強行突破でレンタサイクル借りるか、大人しくタクシーで観光するか、と悩んでいたら、
「Excuse me?」
と女性の声が。
地球の歩き方みたいな本持っているし、観光で来ているのは間違いなさそう。どうやらフランスの人らしい。
「一人でタクシー乗ると高くついて微妙だから、もしよければ途中まで一緒に観光しませんか?」
と言ってるみたい。彼女の英語はとてもclearだった。雨も小降りになってきていたので、自転車もありなんじゃないかといぬは迷っていたが、
「面白そうなので、一緒に行きましょう!」
というかたなしくんの鶴の一声により、「フランス女子とタクシーで観光」という当初の予定と全く違うスタイルに決定。近くに居たトゥクトゥクを一台貸し切り、観光スタート。かたなしとの、むさ苦しい男二人旅が一気に華やぐ。
彼女は、ソフィー(21)という名前で、フランスの医療系の大学に今通っているとのこと。2か月間韓国でボランティア活動に取り組んだ後、帰り道に旅行でもしようということで、タイに来ていたらしい。
英会話はあまり得意ではなかったが、なんだかんだで結構いろいろおしゃべりした。周りに英語話す友達がいたら、きっと英会話も上達するんだろうな~。ソフィーさんとの英会話に夢中で、何見たかはあんまし記憶にない笑。
2,3か所寺院回ったところで、トゥクトゥクのオヤジが気を利かせて
「料金一緒で2台使っていいよ~」
と言い出す。どうやら、博物館に行くか、象乗り体験に行くかで少し揉めていたのを見て機転を利かせたようだ。
「
なんて気の利かないオヤジなんだ!」
※同感!!!!!
まったく…。最後にソフィー、ケイ、セイジの3人で記念写真撮ってお別れしました。楽しかったのになぁ。
ソフィーと別れた後は、象乗り体験へ(一人1000バーツ以上して結構お高め)。象の上は2階建てくらいの高さで、しかもゆらゆら揺れるのでスリルがある。初めは、赤い傘つきの籠の中で、王様気分でゆったり周辺観光。象の上にて、
かたなし「ソフィーさんが話かけてきたのは、俺がイケメンだったからに違いない!」
寝言は寝て言いましょうね、かたなしくん。
※あのー、それに近い発言はしましたけど厳密にはそんなこと言ってないんですけど・・・。
象に乗り30分後、湿原の広がる野原に到着。でかい水牛が普通にあたりをうろついていて、ビビる。ここでは、籠から降りて直に象に乗ることができるらしい。予想外だ。なかなか面白そうじゃないか!最初に、かたなしくんが象に乗り、次いでいぬが乗る。その間、象使いはカメラマンとなり、「イイデスネ~」とか日本語連発で、にこやかに写真を撮っていた。…象って大人しいんだな。
それにしても、象さん可愛いよ。象さん。耳パタパタしてるし、落とした帽子ちゃんと鼻で拾ってくれるしさ。象さん萌のいぬの後ろで、
「こうしてると、王様みたいでいいなー」
とギャングのボスみたいに足を広げ、籠の背に目いっぱい腕を広げ座っているかたなしくん。とてもよく似合ってますね。
象乗り体験を終えた、いぬとかたなしは、本格的な遺跡群を見るべく、アユタヤの代表的寺院、ワット・プラ・マハタートを目指した。
※象に乗るのは個人的にかなり楽しかったです。
つづく
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